| 名称 | ビジャゴ諸島、オマティ・ミニョ海岸の海洋生態系 |
|---|---|
| 国 |
ギニアビサウ |
| 登録区分 | 世界自然遺産 |
| 登録年 |
ビジャゴ諸島、オマティ・ミニョ海岸の海洋生態系
ギニアビサウの「ビジャゴ諸島、オマティ・ミニョ海岸の海洋生態系」は、2025年にフランス・パリで開催された第46回世界遺産委員会で、世界自然遺産に登録されました。
「ビジャゴ諸島、オマティ・ミニョ海岸の海洋生態系」は西アフリカのギニアビサウ沖に位置する、アフリカの大西洋沿岸で唯一の「デルタ型(河川が海に注ぐ場所に土砂が積もってできた地形)」の群島を含む世界遺産で、ギニアビサウ初の世界遺産です。
この地域には、広大なマングローブ林や潮が引いたときに現れる干潟、砂州などが手つかずの自然のまま残されています。ここには絶滅が危惧されるアオウミガメやオサガメ、アザラシに近い大型哺乳類であるマナティー、イルカなど多種多様な生き物が生息しており、とりわけ約87万羽を超える渡り鳥(季節ごとに長距離を移動する鳥)の中継地・エサ場として非常に重要な役割を果たしています。
この世界遺産は、他に類を見ない自然の生態系と生物多様性の豊かさが高く評価されて登録されました。評価の大きなポイントの一つは、川から運ばれる栄養分や複雑な潮の流れによって、生き物が非常に豊かに育つ独自の環境が保たれていることです。例えば、通常は川などの淡水に暮らすカバが海水域で生活するという、世界でもここだけでしか見られない珍しい生態が見られます。また、アオウミガメの産卵地としては世界有数の規模を誇り、ポイラオン島という小さな島だけでも年間数万件もの産卵が確認されています。さらに、多くの絶滅危惧種や希少なサメ・エイなどの生き物にとって安全な避難場所(サンクチュアリ)となっている点も、世界遺産としての価値を大きく支えています。

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