バン・ダルガン国立公園
モーリタニアの世界遺産であるバン・ダルガン国立公園は、ヌアクショットとヌアディブの間に位置する、モーリタニア西岸の国立公園です。ティミリス岬を中心とする12000km²の国立公園で、面積のおよそ半分は海域となっています。
沖合いには暖流と寒流がぶつかる潮目があるため、魚が多く集まり、それを目当てとする鳥類や海棲哺乳類も多く集まる地形となっており、公園内のティドラ島、ニルミ島、ナイル島、キジ島、アルガン島などを含む砂州は、渡り鳥の楽園と化しています。
砂漠が近い陸地にはアカザ科、タデ科、トウダイグサ科などの植物が見られる草地が散在しています。沿岸部にはまばらにヒルギダマシの小群生地が見られ、西アフリカでのマングローブが生育する北限となっています。