| 名称 | フッタル旧跡の文化遺産群 |
|---|---|
| 国 |
タジキスタン |
| 登録区分 | 世界文化遺産 |
| 登録年 |
フッタル旧跡の文化遺産群
タジキスタンの「フッタル旧跡の文化遺産群」は、2025年にフランス・パリで開催された第46回世界遺産委員会で、世界文化遺産に登録されました。
「フッタル旧跡の文化遺産群」は、中央アジアのタジキスタンにある7世紀から16世紀にかけて栄えた中世の王国「フッタル」の遺跡群です。
パンジ川とヴァフシュ川、そしてパミール高原の麓に挟まれた地域に位置しており、合計10か所の遺跡と1つの建造物で構成されています。古代から中世にかけて東西の交易や文化の行き交う重要な通り道であった「シルクロード」において、重要な役割を果たした地域です。
この遺産が世界遺産として評価された最大の理由は、シルクロードにおける交易や異文化・宗教交流の中継地として極めて価値が高い点にあります。当時、この地域は塩や金、銀、そして名馬といった貴重な産品の供給源であっただけでなく、仏教寺院、宮殿、集落、製造工房、カマラバンサライ(シルクロードの商人たちが宿泊した「商隊宿」)など多様な遺構が今も残されています。
このように、異なる宗教や技術、多目的な交易文化が交差し、周辺の大帝国とも盛んに影響を与え合った歴史的な重要性が認められて登録に至りました。




