| 名称 | シルクロード:ザラフシャン=カラクム回廊 |
|---|---|
| 国 |
ウズベキスタン タジキスタン トルクメニスタン |
| 登録区分 | 世界文化遺産 |
| 登録年 |
シルクロード:ザラフシャン=カラクム回廊
2023年に開催延期された第45回世界遺産委員会において、ウズベキスタン・タジキスタン・トルクメニスタンの「シルクロード:ザラフシャン=カラクム回廊」が世界文化遺産として登録されました。
シルクロード関連の世界遺産には他に「シルクロード : 長安=天山回廊の交易路網」があります。
「シルクロード:ザラフシャン=カラクム回廊」は、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンの3カ国にまたがる、全長約866キロメートルの古代交易路です。高山地帯から川沿いのオアシス、広大な砂漠まで、多様な自然環境を横断しています。
紀元前2世紀から16世紀にかけて、東洋と西洋を結ぶ交通の要所として栄え、さまざまな民族や文化、宗教、技術が行き交う交流の舞台となりました。
ソグド人(古代中央アジアを拠点にシルクロードで活躍した商人)をはじめとする人々の暮らしを伝える集落や寺院、初期イスラム様式のモスク、高度な用水路システムなどが残されており、約1,800年にわたる交易と文化交流の歴史を今に伝えています。
また、多様で厳しい自然環境に適応しながら都市を築き、長距離交易を支えてきた人々の知恵や土地利用のあり方がよく残されていることも、高い文化的価値として評価されました。
この回廊の終着点付近に位置するトルクメニスタンのメルブ遺跡群は、かつてシルクロード最大のオアシス都市の一つとして栄え、ピーク時には世界最大級の人口を抱えていたと言われる歴史的遺構です。また、回廊の拠点となったソグディアナ地方は、世界最古級の宗教であるゾロアスター教(礼拝の儀式で火を用いることから、日本では「拝火教」とも呼ばれる宗教)の重要拠点であったことでも知られています。





