| 名称 | ジェルバ:島嶼域への入植様式の証拠 |
|---|---|
| 国 |
チュニジア |
| 登録区分 | 世界文化遺産 |
| 登録年 |
ジェルバ:島嶼域への入植様式の証拠
2023年に開催延期された第45回世界遺産委員会において、チュニジアの「ジェルバ:島嶼域への入植様式の証拠」が世界文化遺産として登録されました。
チュニジアのジェルバ島は、水資源が非常に乏しく乾燥した厳しい自然環境の中で、9世紀から18世紀にかけて築かれた独自の集落構造と社会システムが高く評価されました。
この島では完全な都市でも農村でもない独特な土地利用が行われ、住宅と家庭ごとの経済活動を合わせた農村型の分散集落「フウマ(メンゼルと呼ばれる家族の敷地で構成される地区)」と、ユダヤ人コミュニティの居住地や市場が集まる密度の高い都市型集落が組み合わさり、島全体が複雑な道路網で結ばれて自給自足の暮らしを営んできました。
ジェルバ島は北アフリカ最大の島であり、映画『スター・ウォーズ』シリーズのロケ地としても世界的に広く知られています。
1977年に公開された第1作『エピソード4/新たなる希望』に登場する砂漠の惑星タトゥイーンの場面が島内のアジームなどで撮影され、ルーク・スカイウォーカーとハン・ソロが出会った有名な酒場モス・アイズリー・カンティーナやオビ=ワン・ケノービの隠遁先などのロケ地が今も残り、世界中からファンが訪れる聖地となっています。
また、古代ギリシャの叙事詩ホメロス作『オデュッセイア』に登場するロータス・イーター(ハスの実を食べて郷愁を忘れてしまう人々)の島のモデルとも言い伝えられており、歴史とフィクションの両面で魅力を持つ有名な観光地です。



