ザンジバル島のストーン・タウン
タンザニアのザンジバル島のストーン・タウンは、2000年に登録されたの世界遺産で、首都ダル・エス・サラーム北方、インド洋に浮かぶザンジバル島の古い町並です。
この島には10世紀頃からアラブ商人が定住していました。1498年にポルトガルの航海者バスコ・ダ・ガマは喜望峰を回るインド航路を発見しましたが、その際の航海の途上の上陸地点の一つであったこの島は、その後間もなくポルトガル領となります。その後、オマーン、さらにイギリスの支配に替わりましたが、ずっとアフリカからの奴隷・象牙・金などの輸出で栄えました。
この島の中心がザンジバル・シティで、ストーン・タウンは、その旧市街。アラブやヨーロッパの文化の影響を受けた3階建て以上の石造りの建築物が多数残り、東アフリカ地域ではほかに見られない独特の都市景観をつくり出しています。