ヤロスラヴリの歴史地区
ロシアの都市であるヤロスラヴリは、ヴォルガ川沿いに位置する河港都市で、ロストフから流れるコトロスリ川との合流点にあり、工業が盛んです。通の要所でもあり、道路網・鉄道網を通じて各地と結ばれています。ヤロスラヴリの歴史地区という名で世界遺産に登録されています。
11世紀初頭、キエフ大公国のヤロスラフ1世によって建てられモンゴルのルーシ侵攻で破壊され、モンゴル帝国の支配を経て、15世紀後半よりモスクワ大公国に統治され、その後はロシア帝国の支配下におかれてきました。
ヤロスラヴリで一番古い建物は、救世主修道院(スパスキー修道院)にある救世主顕栄聖堂(スパソ・プレオブラジェンスキー聖堂)です。救世主顕栄大聖堂のほかには、17世紀に遡る「ヤロスラヴリ式」と呼ばれる、赤レンガで建てられ白い明るい色のタイルを外観に張った聖堂がいくつかあります。