クイーンズランドの湿潤熱帯地域はクイーンズランド州の北東に広がるオーストラリア最大の熱帯雨林地域です。
この地域はマングローブ林と珊瑚礁が世界で最も近い位置に存在するディンツリー国立公園、美しい渓谷歩きが人気のバロンゴージ国立公園、また多くの滝をゆうするウールーヌーラン国立公園を含みます。
これらの国立公園はどこもケアンズから日帰りツアーなどで訪れることのできる地域で、オーストラリアのもう一つの世界遺産グレート・バリア・リーフに沿うように存在しています。
砂漠イメージの強いアボリジニの人びとは自らを「熱帯雨林の住人」と呼び、この熱帯雨林地域に約5万年前から住んできたと言われています。その広さだけでなく1億3000年前に形成された世界でも最古の熱帯雨林地域になっています。