ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ

ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ

イタリア・シチリア島で発見された、古代ローマ時代の権力者の別荘が、ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレです。3世紀から4世紀ごろに建てられた間には、50を超える部屋があり、床は見事なモザイクで埋め尽くされています。「十人娘の間」と呼ばれる部屋には、スポーツを楽しむビキニ姿の少女たち。ダンベルのようなものを持っていたり、ビーチバレー風の仕草をしていたりと、とても現代的なモザイクがユニークです。

更衣室には、館の主の家族が、香油などの入浴セットを持って、浴室に向かう様子が描かれています。50メートルを超える大廊下には、アフリカでの狩の様子が、生き生きと表現されています。モザイクのほかにも、床暖房を備えた当時最新鋭の浴場などがあり、古代ローマ時代のお金持ちの暮らしぶりや趣味をうかがい知ることができるようになっています。

ギャラリー

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ
イタリア
登録区分 世界文化遺産
登録年

1997年

キーワード

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