ヴィッラ・アドリアーナ (ティヴォリ)

ヴィッラ・アドリアーナ (ティヴォリ)

ヴィッラ・アドリアーナはイタリアのローマの東約30km、ティヴォリにあるローマ帝国ハドリアヌス帝が118〜138年にかけて建てさせた広大な別荘跡です。全面積は少なくとも120ヘクタールと広大ですが、現在見ることができるのは、その中の40ヘクタールの部分です。

皇帝が訪れた帝国領土内の各所を偲ばせる建物や神殿、大浴場など、エジプト、ギリシャ、ローマ的諸要素をもった建物群が見事に調和しています。「海の劇場(Teatro Marittimo)」は、皇帝の隠れ家的な場所として建築されました。人口の島に建つこの劇場へ続くのは、一本の橋のみでハドリアヌス帝が特に気に入っていた場所だと言います。彫刻が並ぶ細長い池と神殿から成るカノプスという遺構も美しい空間です。

ギャラリー

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称ヴィッラ・アドリアーナ (ティヴォリ)
イタリア
登録区分 世界文化遺産
登録年

1999年

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