| 名称 | ヴァイキング時代の環状要塞群 |
|---|---|
| 国 |
デンマーク |
| 登録区分 | 世界文化遺産 |
| 登録年 |
ヴァイキング時代の環状要塞群
2023年に開催延期された第45回世界遺産委員会において、デンマークの「ヴァイキング時代の環状要塞群」が世界文化遺産として登録されました。
「ヴァイキング時代の環状要塞群」は、デンマーク国内の5か所(アガースボー、フュルカット、ノンネバッケン、トレルボー、ボークリング)に位置する、きれいな円形をした10世紀後半(西暦970〜980年頃)の遺跡群です。
これらは当時の国王ハーラル1世(通称ハーラル・ブルートゥース・ゴームソン)の時代に作られた軍事施設で、海や陸の主要な交通ルートを押さえる場所に統一された精密な設計で建てられました。
評価されたポイントは、短い期間でこれほど大規模かつ高度な設計の要塞を一度に建設できた点です。これは、当時のデンマークで中央集権化が進み、強力な統治力と資源動員力があったことを示す決定的な証拠として高く評価されました。
ハーラル1世
この要塞群を築いたデンマークの王「ハーラル・ブルートゥース(ハーラル1世)」は、身近な現代テクノロジーである無線通信規格「Bluetooth(ブルートゥース)」の名称の由来として世界的に広く知られています。
彼がバラバラだった北欧諸国を統合した歴史にちなみ、多様な機器同士をスムーズに接続・結合する技術として開発者によって名付けられました。さらに、おなじみのBluetoothのロゴマークも、彼のアニシャル(HとB)にあたる古代ヴァイキングのルーン文字(ᚼ と ᛒ)を重ね合わせて作られたものです。