ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群

ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群

「ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群」は、フランス南西部に位置するドルドーニュ県のレゼイジ=ドゥ=タイヤック=シルイユからモンティニャックにかけて40kmほどの広がりをみせる地域に点在する先史時代遺跡群の総称で、特に文化遺産として重要性の高い、鮮やかな洞窟壁画で有名なラスコー洞窟や、クロマニョン人の骨が発見されたアブリ・ドゥ・クロ=マニョンなど、先史時代の人々の生活の場となった洞窟などが次世代に受け継ぐべき世界遺産として認められています。

この装飾洞窟群に含まれる有名なラスコー洞窟の壁画は、アルタミラ洞窟壁画と並ぶ先史時代の美術作品。15,000年前の旧石器時代後期のクロマニョン人が洞窟の側面と天井面に書き残した、数百点にも及ぶ馬や山羊などの野生動物の生き生きとした姿は、在りし日の人間の生活を彷彿させる、リアリティな美しさを持っています。

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群
フランス
登録区分 世界文化遺産
登録年

1979年

キーワード

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