「ヴェズレーの教会と丘」は、フランスのブルゴーニュ地方の街ヴェズレーの中心的な丘と、その上にそびえるバシリカ式教会堂サント=マドレーヌ大聖堂からなる世界遺産で、大聖堂のティンパヌムはロマネスク彫刻の傑作として知られています。
ヴェズレーのサント=マドレーヌ大聖堂
この教会は878年にローマ教皇ヨハネス8世によりマグダラのマリアに捧げられ、マグダラのマリアの聖遺物が様々な奇跡を起こしたという伝説の残る教会。中世では聖地巡礼に向かう多くの巡礼者が訪れて祈りをささげ、スペインのキリスト教聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路」の始点となった、歴史的価値の高い場所でもあるのです。
また、この世界遺産は、『フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路』の一部としても登録されています。