国 |
フランス |
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登録区分 | 世界文化遺産 |
登録年 |
パリの南西約20㎞のヴェルサイユにある「ヴェルサイユの宮殿と庭園」はフランスを代表する人気観光地で、1979年に世界遺産に登録されました。
ヴェルサイユ宮殿
ヴェルサイユ宮殿はフランス絶対王政時代を象徴する壮麗な宮殿です。ブルボン王朝の王ルイ14世が、自らの宮殿として建造しました。
内部の豪華な彫刻や室内装飾は壮大な建造物を引き立て、バロック様式の建築と造園が見事に調和した傑作です。
この宮殿は当時のヨーロッパ社会に大きな衝撃を与え、オーストリアの女帝マリア・テレジアの『シェーンブルン宮殿』やプロイセン王フリードリヒ2世の『サンスーシ宮殿』など、豪奢な王宮が各国で建てられていくなど、その影響力は絶大でした。
世界に覇を唱えるため、膨大な富を投入して豪壮な宮殿を築き、各地の王たちをこの宮殿に招き、貴族たちを移住させて住まわせ、庭園を庶民に開放して王の力を世界に知らしめたのです。
ヴェルサイユ庭園
ヴェルサイユ宮殿の裏側に広がる約100万㎡の大庭園は、宮殿に劣らず見ごたえ満点です。
ルイ14世自ら「庭園案内の手引き」を書くほど自慢した庭園で、ルイ14世の統治時代に造園家アンドレ・ル・ノートルの指揮の下に造営、彼の死後マンサールに引き継がれ何度か改修され、1661~1700年までの約40年という長い歳月をかけて完成されました。
ヴェルサイユ庭園はフランス式庭園の最高傑作といわれています。
いつかヴェルサイユ宮殿に行き、当時の貴族の暮らしを知りたいです!