ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群

ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群はスペイン南部に位置するアンダルシア自治州ハエン県に属する2つの都市、ウベダとバエサに広がる歴史地区群のうち、ルネサンス期に整えられた地区から構成される世界遺産です。

ウベダとバエサは約8 kmの距離で隔てられた「双子の都市」と称される都市。ともに8世紀頃にはイスラム勢力の支配下に置かれていましたが、バエサが1227年に、ウベダが1234年にそれぞれキリスト教徒によって奪還されて、レコンキスタを達成しました。この二つの都市は、16世紀にイタリア・ルネサンスがいち早く伝わった都市として知られています。

両都市ともオリーブ生産などの発展によって蓄えた財力を生かして、ルネサンス運動の高まりの中で都市設計を実行し、見事に再生を遂げました。

ウベダには上流階級の美しい建造物群が目立つのに対し、バエサは公共性のある建物が目立つという違いこそあるものの、両都市にある宮殿や教会、市庁舎や広場などの初期スペイン・ルネサンスの優れた建造物は新大陸ラテンアメリカでの都市設計にも大きな影響を与え、レコンキスタの象徴となる美しい町並みを現在に伝えています。

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群
スペイン
登録区分 世界文化遺産
登録年

2003年

キーワード

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