土司の遺跡群
土司の遺跡群は2015年ドイツのボンで開催された第39回世界遺産委員会において新規登録が認められた中国の世界文化遺産です。
「土司」とは中華王朝が少数民族のリーダーに与えた官職を指します。官職を与えることでその少数民族は中華王朝のシステムに組み込まれましたが、同時に習慣や生活スタイルが保たれることにつながったとされています。
土司の遺跡群は、南方の多くの民族が集まり、暮らしていた湖南・湖北・貴州3省の交わる武陵山地区に分布しており、
- 湖南省永順土司城遺跡
- 湖北省唐崖土司城遺跡
- 貴州省播州海竜屯遺跡
の3か所が世界遺産の登録対象です、