トゥルカナ湖国立公園群
「トゥルカナ湖国立公園群」は、アフリカ・ケニアにある世界遺産で、南北250km、東西は最大で32kmの細長いトゥルカナ湖(ルドルフ湖)周辺にある以下の3つの国立公園で構成されています。
- 湖東岸のシビロイ国立公園
- 湖中に浮かぶセントラル・アイランド国立公園
- サウス・アイランド国立公園
その総面積は約1600km²で、1980年代に約180万~100万年前の先史時代の人類、クービ・フォラの骨がシビロイ公園で見つかり脚光を浴びました。しかしその不便さから観光地化されることはなく、荒涼とした太古の姿を今に残しています。
湖水はソーダ分を含み、植物プランクトンにより深い緑色をしており、「翡翠(ひすい)の海」ともいわています。一帯は渡り鳥やフラミンゴなど350種以上の鳥類、ナイルワニやカバの棲息地として知られる動植物の貴重な研究地区です。
危機遺産リストへ追加
トゥルカナ湖に注ぐオモ川上流のエチオピアにおいてダム建設が進められました。渇水や淡水流入不足が原因で水質の変化が予想されることから、2018年、危機遺産リスト追加されました。
水は汚いですか?