アンドレファナの乾燥林群

アンドレファナの乾燥林群

マダガスカルの世界遺産である「アンドレファナの乾燥林群(ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区)」は、自然保護、景観保護を目的とした保護地域。

1990年、「ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区」という名称で世界遺産に登録されました。2023年開催の第45回世界遺産委員会において、登録範囲が拡大され、「アンドレファナの乾燥林群」に変更されました。

ツィンギとは、マダガスカル語で「先の尖った」という意味で、剃刀のような尖った岩が多数並ぶ特異な景観が広がっています。

この岩山は、石灰岩のカルスト台地が数万年かけて侵食され、形成したものと考えられています。中国の石林よりも細かく密集し、オーストラリアのピナクルズよりも密集しています。

ツィンギでは降水があっても尖った岩と岩との隙間に吸収されてしまうため、植物は乾燥に強い珍しい種類のものが多数自生しています。近くに生えるバオバブも水を蓄えることができるように進化しており、ツィンギの周囲のサバンナには90種類を越える鳥類を始め、爬虫類や、キツネザルなど独特の動物も数多く生息しています。

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称アンドレファナの乾燥林群
マダガスカル
登録区分 世界自然遺産
登録年

1990年

キーワード

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