トロードス地方の壁画聖堂群

トロードス地方の壁画聖堂群

キプロスの世界遺産である「トロードス地方の壁画聖堂群」は、トロードス山脈に残るギリシャ正教の聖堂と修道院が対象となっています。いずれの聖堂・修道院も、ビザンティン様式の美しいフレスコ画が残っていることが評価されたものです。

この一帯は、10世紀に十字軍による聖地(エルサレム)回復運動の本拠地となったところです。

キプロスは、東ローマ(ビザンチン)帝国の勢力下にあったため、同帝国が国教としたギリシア正教が普及し、トロードス地方には11~16世紀にギリシア正教の聖堂や修道院が建設さることになりました。

聖堂内部を埋め尽くすかのように、壁や天井に描かれたそれらの壁画は、コムネノス朝時代からビザンティン帝国滅亡後に至るまで、長い期間に蓄積されてきたものです。屋根の聖ニコラオス聖堂は、カコペトゥリアの近郊にある聖堂で、もとは11世紀に建てられたものです。

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称トロードス地方の壁画聖堂群
キプロス
登録区分 世界文化遺産
登録年

1985年

キーワード

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