キューバにある街の一つトリニダと、その近郊に位置するロス・インヘニオス渓谷は、1988年にトリニダとロス・インヘニオス渓谷として世界遺産に登録されました。
トリニダ
トリニダは、かつて「砂糖産業」の成功によって巨万の富を得たことで知られています。市街地内には、当時の建造物が点在しており、今でも、トリニダの繁栄を偲ばせる街並みが残されています。
ロス・インヘニオス渓谷
砂糖産業による、トリニダの経済活動の基盤となったのが、同地と共に世界遺産に認定されているロス・インヘニオス渓谷です。この一帯では、かつて、広大な「サトウキビプランテーション」と多数の工場が存在していました。この地で、当時の農園主たちは、黒人の奴隷達に生産活動を行わせていたと言われています。今でも、ロス・インヘニオス渓谷には当時使用されていた工場が残されています。