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チャンアンの景観複合体



チャンアンの景観複合体はベトナム北部のニンビンにあり、ベトナム唯一の複合遺産として、2014年、世界遺産に登録されました。これは、奇岩(自然)と寺院(文化)の融合を認められたためです。

チャンアンは、中国の桂林やベトナムのハロン湾に似たタワーカルストが林立し、無数の洞窟が点在するカルスト台地で、「ベトナムの桂林」や「陸のハロン湾」の異名を持ちます。

チャンアンの景観複合体とは?

チャンアン、タムコック、ビックドンなどの風景区が総合されてチャンアンの景観複合体を形成しています。2億年以上前、ここは海底にあり、生物の死骸などが堆積して石灰層となりました。それが隆起し、海上に現れます。雨水や地下水が長期間で浸食し、大小の奇岩と峡谷を造り出しました。間を流れる川と湿地の景観が見事です。

チャンアン、タムコック

チャンアンとタムコックには、タワーカルストという塔状のカルストやカレンフェルトという尖ったカルストが林立し、断崖絶壁と共に独特の景観を形成しています。

チャンアンには自然を利用したチャン祠などの寺院があります。

また、多くの洞窟が存在し、チャンアンには500以上の洞窟と30以上の谷があります。タムコックの洞窟の中には鍾乳石や石柱が多く見られます。

鍾乳洞では、3万年前から住んでいた原住民による壁画や遺物が見つかっています。

ビックドン

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ビックドンはビックドン山というタワーカルストに造られた寺院のことです。頂上と中腹、麓に3つの寺があり、それぞれ上寺、中寺、下寺となっています。

11世紀に造られたビックドンは、18世紀に2人の僧によって三層構造になったといいます。

上寺からの眺望は絶景で、中寺には15世紀に造られた石窟寺院があります。中には数々の仏像が彫り込まれています。下寺は、カルスト地形の上に建てたため、安定させる目的で石の台座の上に造られました。石や木と瓦でできた、中国風の佇まいの寺院です。

ホアルー

古代からの中国による支配から脱した後、ホアルーは数々の王朝の首都となりました。

968年にディン・ティエン・ホアンによるディン朝が開かれ、ホアルーが首都になります。その後部下のレ・ダイ・ハンによる前レ朝が創立され、この時代には宋やチャンパ王国に勝利し繁栄しました。次の李朝は短期間ではありますがここを首都としています。

ディン・ティエン・ホアン祠やレ・ダイ・ハン祠、王宮や城壁跡があります。

 

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景観の美しさが有名なのはもちろんですが、湖面に浮かぶスイレンの花が満開になったときが本当の見どころです。ピンクの花が咲き乱れる様は、仙界のようだとも言われていますよ。ボートで見て回ることができるので、ぜひトライしてみてください!

 

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  1. 匿名 より:

    チャンアンへ行きました。以前タムコックへ行きましたので、タムコックを観た時ほど大きな感動はありませんでした。しかし河(?)幅が広くゆったりしていて、落ち着きます。それに救命具の装着を義務付けてタムコックより、安全、そして洞窟の長さも長く、優劣を付け難い景観です。日本からの観光でしたら、このチャンアンをお勧めします。近くに広大なバイディン寺もあります。

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