ティヤ
エチオピアのソド地方に拡がる草原地帯にはティヤという村があります。このティヤ村の周辺では、考古学の研究上、非常に重要と考えられている、多数の石碑が発見されています。そうした石碑群の内で、36の石碑が1980年に世界遺産に登録されました。
ティヤに残されている石碑の多くには、装飾が施されており、その模様や彫り方などから、当時の、この地に関する風習や文化などを推測することができるのではないかと考えられています。
現在では、当時の民族が行っていた儀式と繋がりがあるのではないかと考えられているものの、はっきりとしたことはいまだ分かっていません。とはいえ、歴史を考察する上で、とても価値のある遺跡であることは間違いないため、今後の研究を待つことになるでしょう。