ティパサ
ティパサはアラビア語で「荒廃した都市」を意味するアルジェリア沿岸部にあるティパサ県の県庁所在地です。1857年に建造されたその近代的な町並みと、古代ローマの遺跡群が町に残っています。
ティパサはフェニキア人によって建てられ、その都市は海を見下ろす3つの小丘の上に建てられました。
- 西の丘の大バシリカ
- アレクサンデル大聖堂
- 東の丘の聖サルサ大聖堂
- 2つの墓地
- 浴場
- 劇場
- アンフィテアトルム
などの廃墟が残っています。バシリカ群は、モザイク模様に覆われた石棺が並ぶ墓地に囲まれており、聖サルサ大聖堂にも、モザイク模様がなお残っています。
キリスト教は早期に伝来し、3世紀にはティパサは司教座になっていましたが、4世紀にあった聖女サルサの殉教の伝説によりキリスト教文化がこの地に根付いたとされています。