| 名称 | ウェールズ北西部のスレートの景観 |
|---|---|
| 国 |
イギリス |
| 登録区分 | 世界文化遺産 |
| 登録年 |
ウェールズ北西部のスレートの景観
2021年に開催された第44回世界遺産委員会拡大会合において、イギリスの「ウェールズ北西部のスレートの景観」が世界文化遺産として登録されました。
「ウェールズ北西部のスレートの景観」は、産業革命の間、伝統的な農村環境に工業的なスレート採石と採掘がもたらした変化を示していて、スレート産業に関する石切り場、建造物、鉄道、港湾などを含んだ文化的景観です。スレートとは粘板岩を薄い板状に加工した建築材のことです。
1780年代から20世紀初頭にかけて、スレート材の輸出だけでなく、技術や熟練労働者の輸出においても国際的に重要な位置を占めていました。世界各地の他のスレート採石場のモデルになりました。
イギリス国内における他の産業遺産と比較すると、鉄鋼業と石炭産業で世界をリードし産業都市の先駆けとなったアイアンブリッジ峡谷や、蒸気機関と綿紡績技術で近代工場制度を確立したダーウェント峡谷の工場群の工場群と並び、特定の自然資源(石材)を極限まで活用して世界の都市形成を支えた決定的な例として位置づけられています。
また、広大な自然の中に巨大な人間活動の痕跡が残る点では、水力や鉱山技術を駆使して形成されたスウェーデンのファールンの大銅山地域など、ヨーロッパ各地の鉱山景観とも深い比較対象となります。





