テイデ国立公園

テイデ国立公園

スペインの南西方、大西洋に浮かぶカナリア諸島の中のテネリフェ島にあるスペイン領内最高峰の火山、テイデ山を中心としたテイデ国立公園は、約18900ヘクタールの面積のなかに多くの貴重な固有種が生育する、自然豊かな世界遺産です。

テネリフェ島は周囲から隔絶された孤島で、日差しが強く、湿度の低い乾燥した島。植物にとっては厳しい環境の下で、葉からの蒸発を極力減らすために葉を退化させた豆科の植物「テイデエニシダ」や、効率的に水分を補給するために葉を小さく密にした、成長すると3メートルにもなる双子葉植物のムラサキ科の植物「エキウム・ウィルドプレッティ」などの、多種多様な貴重な植物が進化し、島独特の植物相を作り出していきました。

テイデ山は長い火山活動によって生み出された、世界で3番目に大きな火山。地上部分の標高は3718メートルですが、近海の海底からの高さはおよそ7500メートルともなる、大西洋の島にある山のなかの最高峰で、現在でも噴出する硫黄ガスや、度重なる火山の爆発による地熱が、さまざまな色の岩石を作り出して、国立公園を彩っています。

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称テイデ国立公園
スペイン
登録区分 世界自然遺産
登録年

2007年

キーワード

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