タフテ・ソレイマーン
タフテ・ソレイマーンはイランの南西部、西アザールバーイジャーン州にあるゾロアスター教及びサーサーン朝の聖地。
その名称はペルシア語で「ソロモンの玉座」を意味し、この遺跡にソロモン王の名がつけられた由来はかつてこの湖にソロモン王が怪物を閉じ込めたという伝説に由来しています。
広大な渓谷の中にある城壁の中にある遺跡で、その中心には湖があります。その湖は、水深約100メートルの活動を停止した火口湖になっており、これが遺跡の中心になっています。
また遺跡には共にサーサーン朝時代に建造された宗教施設群やフレグ・ウルス時代に建造された宮殿遺跡群も含みます。ゾロアスター教の寺院、宮殿、レイアウトなどは、後のイスラム建築に影響を及ぼしその起源をかいま見れる遺跡となっています。
ササン朝時代には、三大聖火のうちのアードゥル・グシュナスプ聖火がこの地に置かれていました。