| 名称 | タカリク・アバフ国立考古公園 |
|---|---|
| 国 |
グアテマラ |
| 登録区分 | 世界文化遺産 |
| 登録年 |
タカリク・アバフ国立考古公園
2023年に開催延期された第45回世界遺産委員会において、グアテマラの「タカリク・アバフ国立考古公園」が世界文化遺産として登録されました。
「タカリク・アバフ国立考古公園」は、グアテマラの太平洋沿岸にある遺跡群で、紀元前800年から紀元900年にわたる約1,700年もの長い歴史を持ちます。
この場所は、メキシコからエルサルバドルを結ぶ長距離交易の重要な拠点として機能し、メソアメリカ(古代の中央アメリカ地域)最古級の文明であるオルメカ文明から、その後に開花する初期マヤ文明へと移り変わる架け橋の役割を果たしました。
天文学や独自の宇宙観に基づいた都市計画、高度な治水システムに加え、双方の文化が融合した多様な彫刻群や初期文字・暦(カレンダー)の痕跡が残されている点が貴重な文化的交差の証として高く評価されています。
この遺跡はカカオの主要な生産地かつ交易ルートの要所として繁栄した歴史を持ち、メソアメリカにおけるカカオ栽培の初期の歴史を証明する場所としても知られています。
また、近代においては1902年に近くのサンティアギート火山が噴火した際、遺跡全体が40〜50センチメートルもの分厚い火山灰で覆われて長年保護されることとなり、結果として状態の良い貴重な遺構や王墓が後世に残されるきっかけとなりました。



