タブリーズの歴史的バザール施設
イランのタブリーズは、古くからシルクロードの隊商が行き交う、商業の盛んな町として知られています。ここには、1,000年以上の歴史がある、バザールがあります。ここはタブリーズの歴史的バザール施設という名称で世界遺産に登録されました。
なんと、あのマルコ・ポーロも訪れ、その活気に圧倒された、と記録に残っているそうです。現在の建物の原型は15世紀のものですが、屋根付きの狭い通路の両脇には、様々な物を売り買いする人々でごった返しています。そうした通路が、まるで迷路のように縦横無尽に通っています。
売られているのは、中東ならではの絨毯をはじめ、宝石、香辛料、日用品などなど。ありとあらゆる品々です。とりわけ特産品の絨毯バザールの規模は目を見張るものがあります。
この地域には、学校、礼拝堂、隊商宿なども混在して独特の雰囲気に包まれています。あちこちにあるチャイハーネ(喫茶店のようなお店)で水パイプをふかして世間話する人々も。バザールは、他の地域にもいくつもありますが、独特の雰囲気を味わうには、活気あふれるタリーズのバザールがお勧めです。