シドニー・オペラハウスはオーストラリアのシドニーにあり、オーストラリアのシンボルとして有名な建築物です。2007年、世界遺産に登録されました。
20世紀を代表する建築物「シドニー・オペラハウス」
シドニー・オペラハウスはシドニー港の岬ベネロング・ポイントに建っており、20世紀を代表する近代建築といわれています。
完成に至るまで
シドニー・オペラハウスは、1940年代末にはすでに建設の構想がありました。ニューサウスウェールズ州立音楽院の校長であったグーセンスの尽力のおかげで、ようやく建設にゴーサインが出たのです。
そのような経緯を経て、1959年に着工しましたが、完成したのは1973年で、実に14年の月日を要しました。設計はデンマーク人のヨーン・ウツソンです。
時間がかかった理由としては、その複雑なデザインです。貝殻のような、もしくはヨットの帆のような外観を建設するのには、技術と共に多額の費用がかかりました。そのため、建設には3段階の工期を予定していましたが、終了前にウツソンは辞職しています。
外観など
独特の外観を持つシドニー・オペラハウスは、いちばん高い部分の高さは183m、総面積は4.5ヘクタールあります。
特徴的な白い屋根にはスウェーデン製のタイルが使われています。白だけではなくクリーム色のものも使われており、総数は105万6000枚に達します。なお、汚れにくい加工が施されています。
内部
現在はオペラ・オーストラリア、シドニー・シアター・カンパニー、シドニー交響楽団の本拠地となっており、コンサートホール、オペラ劇場、ドラマシアター、プレイハウス、スタジオシアターなどのホールがあります。
収容人数が2679席あるコンサートホールには、「グランドオルガン」という、世界最大の機械式のパイプオルガンがあります。
内部見学ツアーがあるので、それに参加すると効率的に詳しく見て回ることができるのでおすすめです。側にあるハーバーブリッジとの景観が有名ですので、ぜひカメラに収めてみてください!
シドニー・オペラハウスはオーストラリアのシドニー州にある世界的に有名な「歌劇場・コンサートホール・劇場」で、20世紀を代表する建築物の1つと言われています。貝殻やヨットの帆のように見える独特且つ複雑なデザインがこのオペラハウスの特徴的な点です。