シュコツィアン洞窟群



シュコツィアン洞窟群は、スロベニア南部クラス地方にある最も古いカルスト地形の鍾乳洞群です。地名の「クラス」が「カルスト」の語源になりました。

カルスト地形とは、石灰岩など水に溶けやすい岩石でできた大地が雨水などによって浸食されてできる地形のことです。

シュコツィアン洞窟群とは

日本人にはあまりなじみがないかもしれませんが、シュコツィアン洞窟群は海外では、グランドキャニオンガラパゴス諸島と並ぶほど有名です。

シュコツィアン洞窟群は、巨大な陥没孔(ドリーネ)や地底湖、地下洞窟、滝などで構成されています。深さは200m以上あり、長さは約6㎞に及びます。

ヴェリカドリーネからレカ河が地下に入り、34㎞の地下部分を流れていきます。地表に出るとそこはイタリアで、ティマヴ河の源流となりアドリア海に注ぎます。

内部には鍾乳石がつくり出す圧倒的な空間があり、「ルドルフ大聖堂の石灰段丘」や「大広間」、地質的に最も古い「沈黙の洞窟」など、その場の景観に則した名前が付けられています。

シュコツィアン洞窟群の歴史

photo credit: CAM00784 via photopin (license)

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この一帯には1万年以上前から人類が住んでいたといわれています。実際に発掘された遺跡は先史時代のもので、考古学的な出土品が豊富です。

3000年前頃には、ここは地中海世界では重要な巡礼地だったともいわれています。レカ河が地下に入るヴェリカドリーネの姿が、まるで川が大地に飲み込まれていくようで神秘的だと考えられていたためだそうです。

シュコツィアン洞窟群は、個人で自由に入ることができません。必ずガイドが付きますが、広大な洞窟内を楽しむためには欠かせません。トレッキングの装備を整えて挑戦してください!

 

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