シベニクの聖ヤコブ大聖堂
クロアチア国内でも、とりわけ長い歴史を有しており、現在に至るまで同国内において大きな存在感を示してきた都市であるシベニクには、聖ヤコブ大聖堂と呼ばれる宗教的建造物が残されています。この大聖堂が、世界遺産として登録されたのは、2000年のことです。
聖ヤコブ大聖堂の建造が開始されたのは、15世紀初頭のことで、その後、同大聖堂が完成したのは、16世紀の前半であると言われています。
シベニクは、ヴェネツィアの支配下に置かれている期間が長かったと言われています。その影響もあってか、この聖ヤコブ大聖堂の建設にもイタリア人が登用されました。そのため、イタリア北部のゴシック様式やトスカーナ地方のルネサンス様式などが、建築様式として採用された宗教的建造部になっていると言われています。