シアン・カアン

シアン・カアン

シアン・カアン生物圏保護区はメキシコのキンタナ・ロー州にある自然保護区です。ユカタン半島のカリブ海沿岸地域に広がる生物圏保護区で、1987年にはユネスコの世界遺産に登録され、メキシコにある自然遺産の中で最も古いものとなっています。

「シアン・カアン」はマヤ人の言葉で「天空の生まれた場所」を意味し、石灰質の洞窟の崩落して出来た窪地の泉、いわゆるセノーテが多く形成されており、マヤ人たちは生贄の儀式を行うのに用いてました。このため、生物圏保護区内には、マヤ文明の遺跡も残されています。

海岸線には、カリブ海大環礁に属しているサンゴ礁が広がり、この大環礁はベリーズ珊瑚礁保護区などにまで繋がっている大きなものとなっています。こうした特徴的な地形のそれぞれが様々な植物相や動物相を育んでいます。

熱帯雨林帯にはベアードバク、オジロジカ、クモザル等が棲息し、潟湖にはオオフラミンゴ、ベニヘラサギ等が棲息し、海域には、魚やロブスターなどのほかに、アメリカグンカンドリ、アメリカマナティ等も暮らしています。

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称シアン・カアン
メキシコ
登録区分 世界自然遺産
登録年

1987年

キーワード

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