シバームの旧城壁都市
シバームの旧城壁都市はイエメンの世界遺産で、500棟以上も残っている、その独特な高層建築物が特徴的です。
それは地上30mにも及び、そのすべてが5~8階建てで、「砂漠の摩天楼」や「砂漠のマンハッタン」、「最古の高層ビル群」と呼ばれます。住宅は全て泥煉瓦によって作られています。
当時珍重された高価な乳香を守るため、彼らは1階部分に窓を作りませんでした。さらに、砂嵐を防ぎ、日陰をうまく利用するため、建物と建物の間を狭くしていました。中層階に隣家との間に設けられた連絡橋は避難路としての役割を担っていました。
シバームの旧城壁都市、危機遺産リストに追加
2015年ドイツのボンで開催された第39回世界遺産委員会において、政権側と反体制派の戦闘で破壊されるおそれがあるとして、シバームの旧城壁都市は「危機遺産リスト」に追加されました。