セラ・ダ・カピバラ国立公園
セラ・ダ・カピバラ国立公園はブラジル・ピアウイ州にある国立公園で、6万年前にさかのぼる3万点の線刻岩絵群と洞窟壁画が残されるブラジルの世界文化遺産です。これらは旧石器時代に南アメリカにいた先住民の存在を証明しています。
絵画の内容は、儀礼、舞踊、狩猟などの生活が伺えるもののほかグリプトドンや巨大アルマジロのような氷河期以前に絶滅したとされる動物などが描かれています。また、壁画の他にも陶器製の道具も発掘されているほか、約2億5000万年前に形成された渓谷の地形も合わせて荘厳な趣を放っています。
さらにセラ・ダ・カピバラ国立公園はブラジル内でも奥地にあるため、1980年代まで本格的な調査がなく近年になりみつかった遺跡となっています。現在もアメリカ人類博物館基金によるさらなる発掘が行われている遺跡です。
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