セネガンビアの環状列石
セネガンビアの環状列石はアフリカのセネガルとガンビア両国にまたがるセネガンビアという地域にある世界遺産です。ここの環状列石は、8世紀~12世紀にかけて造られたもので、高さ1mから2.5mもある巨石を、10個から24個ほど使って環状に並べています。
『セネガンビアの環状列石群』の中で最大のものは、ガンビア共和国のワッス周辺にある52の環状列石で、1000を超える巨石が使われています。1つの環状列石には、円形、あるいは多角形の巨石が8本から14本ぐらい立てられていて、直径4mから6mの環状に並べられています。
環状列石が造られた理由は解明されていませんが、採石や精密な加工が施されたあとが見られることや、これらの全てが古墳付近にあることから、おそらく、葬儀に関係していると考えられています。