シェーンブルン宮殿と庭園群



シェーンブルン宮殿と庭園群

シェーンブルン宮殿と庭園群は、オーストリアの首都ウィーンにある世界遺産で、ハプスブルク王朝の歴代君主が主に離宮として使用していました。1441室のうちもっとも重要な約40室が一般公開されています。マリア・テレジアとその子供達が過ごした部屋、モーツァルトが御前演奏した部屋、ナポレオンがウィーンを占領時に使った部屋、皇帝フランツ=ヨーゼフや皇妃エリザベートが生活した部屋、最後のカール1世が1918 年退位宣言に署名してハプスブルク帝国が640年の歴史に幕を閉じた部屋など、ヨーロッパの歴史の舞台を見ることができます。

17世紀末、神聖ローマ皇帝レオポルド1世は、王室の猟場シェーンブルンの地に、豪華な夏の離宮を建てることを決意いました。レオポルド1世の子供で、マリア・テレジアの父であるカール1世はこの宮殿を好まず、空き家同然になります。しかし、マリア・テレジアはこの離宮を居城とすることにし、大規模な増改築を行いました。外観を重厚な様式で統一する一方、ピンクであった建物の壁をずべて黄色に塗り替え、内部は、貝や花、唐草模様などをモチーフにした、繊細で優雅なロココ様式で統一しました。

テレジアの時代、ウィーンは華やかな宮廷文化が花開き、名実ともに中欧の主要都市として発展をとげました。太陽・権力を象徴すると言われた黄色に覆われたシェーンブルン宮殿は今もなお往時の栄華を映し出す堂々たる姿で、見る者の心に迫ってきます。そしてウィーンの人びとは親しみをこめて、その色を『マリア・テレジア・イエロー』と呼びます。

 

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