サリャルカ – 北カザフスタンのステップと湖群
サリャルカはカザフ高地の一部で、カラガンダ市西方約250kmにある「黄色い山脈」を意味する地方名です。サリャルカにはナウルズム国立自然保護区とコルガルジュン国立自然保護区が含まれており、これらの保護区には、ヨーロッパ、アフリカ、南アジアなどからの渡り鳥たちにとって重要な停留地となる湿地帯が存在しています。
この地域を索餌場として使っている鳥は1500万から1600万羽に及ぶと見積もられており、その中には絶滅危惧種も含まれています。コルガルズィン自然保護区では、フラミンゴが特に目を惹きます。
一帯は同時にカザフステップで広く見られるマーモットやオオカミなどの野生動物の住み処になっているほか、絶滅が危惧されているサイガなども棲息しています。