サン・ジョルジョ山

サン・ジョルジョ山

サン・ジョルジョ山は元々スイスの世界遺産でしたが、イタリアにも範囲を広げ、両国にまたがる世界遺産となりました。国境にあたるルガーノ湖の南、標高1096mの小高い山がサン・ジョルジョ山です。

中生代三畳紀、トライアシック紀の貴重な化石群が見つかった場所となっています。恐竜の祖先といわれるティキノスクス、地球史上最も長い首を持っていたというタニストロフェウスなど、1万点を超す無脊椎動物や魚類、海生爬虫類がみつかっています。

この地はかつてサンゴ礁が囲むその海底にあった石灰質の泥に遺骸が閉じ込められ、後の地殻変動で山になったため、非常に良い状態で保存されていました。またラグーンは陸地と接していたことから、陸棲の生物の化石もみつかっています。古くは19世紀からチューリヒ大学とミラノ大学により発掘調査の対象となってきましたが、はじまりはイタリア領内で工業用のタール質の結晶片岩を採掘していたときに、魚類や爬虫類の化石が出土したのがきっかけでした。

ギャラリー

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称サン・ジョルジョ山
イタリア
スイス
登録区分 世界自然遺産
登録年

2003年

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