サーマッラーの考古学都市



サーマッラーはサラーフッディーン県に属するイラクの都市。チグリス川に面しており、メソポタミア文明以来の歴史を持ちます。アッバース朝の時代に、カリフのムータスィムが、バグダードからサーマッラーに都を遷しました。ここは「サーマッラーの考古学都市」という名で世界遺産に登録されています。

その後、約50年間にわたって首都として繁栄し、壮麗な宮殿や巨大なモスクが建造されました。20世紀に、チグリス川の氾濫を防ぐダムが建設されると、洪水が減って人口が増加し、現在およそ20万人の人口を擁するようになりました。

イラクの至宝「マルウィヤ・ミナレット」

サーマッラーの考古学都市には、マルウィヤ・ミナレットというサーマッラーの大モスクに付随している螺旋式のミナレットがあります。これはイラクで最も重要な遺跡の1つとされ、イラクの至宝とも評されていることで知られています。

このミナレットは852年に完成しました。「サッマラーのミナレット」や「スパイラル・ミナレット」とも呼ばれています。マルウィヤ・ミナレットのような螺旋式のミナレットは世界に3つしか存在ません。

スンナ派が多数を占めているが、シーア派の聖地があり、スンナ派のバアス党を率いて一党独裁していたサッダーム・フセイン元大統領がイラク戦争に敗れて失脚すると、両派の間に緊張が引き起こされるようになっています。

このようなイラクの情勢から、登録と同時に危機遺産リストにも加えられました。

 

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