リドー運河
カナダ、オンタリオ州にあるリドー運河は、オタワ市とオンタリオ湖畔のキングストン市を結ぶ運河です。もともとは米英戦争野の後、防衛の戦略のために築かれたものでした。実際には、アメリカとカナダ間では衝突は起らず、防衛目的で使われることはありませんでした。
北米における最も古い運河で、2007年、オンタリオ州で初のユネスコ世界遺産に登録されました。その年は、いみじくもリドー運河が開通して175周年とのことです。
森林の豊かさで知られるカナダですが、このリドー運河も美しい湖をいくつか巡りながら、リドー川やカタラクイ川を縫っていきます。この運河は現在でも使われ、カナダ公園管理局によって運営・管理がされています。大自然豊かなリドー運河は、カヌーなどの川遊びやサイクリングを楽しむ人々で賑わっています。