リフタスフェルトの文化的・植物的景観
リフタスフェルトは、南アフリカ共和国の北ケープ州にある、ごつごつとした峡谷や高い山々、目を見張る景観などに特徴付けられた山がちな砂漠地帯です。気温は過酷そのもので、夏には摂氏50度を超えることもあります。雨は滅多に降りません。
リフタスフェルトは、南アフリカに赴く自然愛好家たちには受けが良く、その景観はしばしば「火星的」と表現されます。地元で放牧生活を営んでいるナマ人の土地だったリフタスフェルトは、1991年に面積1,624.45 km²の国立公園として18年の交渉の末、公の土地となりました。
この地域には地球上でここ以外に見られない植物群が多く存在しており、人の頭の形状に例えられる植物が半人半植物の伝説的な先祖に見立て、地元のナマ人の崇拝の対象となっています。