青城山と都江堰は中国の四川省にある世界文化遺産で、山地・景勝地である青城山と、古代の水利・灌漑施設である都江堰からなります。
青城山
青城山は四川省に位置し、成都からは70キロ離れています。峰々が周囲を囲み、山道の両側には樹齢の古い木々が高くそびえ悠久の時を刻み、あたりは濃緑に覆われ、常緑樹が多く、一年を通して緑に覆われていることから、「青城山」と呼ばれるようになりました。
都江堰
都江堰水利施設は、同じく四川省の成都の西北、60キロの都江堰市の西に位置しています。山から流れてくる岷江の水を成都平原に引き入れる場所に、偉大な古代の人々によって作られた灌漑施設で、現代人に祖先の叡智のすばらしさを知らしめるものとして、現在まで引き継がれています。
都江堰が作られる前、岷江はしばしば氾濫して災難を引き起こしていた背景から建設されました。これらの水利施設以来、成都平原の肥沃で広大な平野は、豊かな土地となり、四川省の経済、文化の発展に大きな貢献を果たしたといわれています。