プラハ歴史地区は、チェコにある1000年以上の歴史を持つ世界遺産。この町は「ヨーロッパの魔法の都」と称されています。プラハはヨーロッパで最も古い都市であり、9世紀頃から文化の中心地でもありました。
バロック様式、ロマネスク様式、ルネッサンス様式など、様々な建築様式を見ることができます。
「プラハ歴史地区」主要スポット
プラハ城
プラハ歴史地区には、通称「城の丘」に鎮座する巨大なプラハ城があります。プラハ城は世界でも最も大きい城の一つでもあります。そのなかの広場は「アマデウス」や「レ・ミゼラブル」などの映画に登場してきます。
プラハ城が本格的な黄金期を迎えるのは14世紀半ば。ボヘミアを統治していたカレル1世がカール4世として神聖ローマ帝国皇に選ばれ、プラハを神聖ローマ帝国の 首都とすると、プラハ城とプラハの町は、 急速に発展していきました。
旧市庁舎
中世、ヨーロッパ屈指の大都市として繁栄したプラハの中心地は、モルダウ川東岸の旧市街でした。その旧市街広場に面して、1338年頃に開設された旧市庁舎は、数世紀にわたって増築や隣接する建物の買い取りを繰り返して拡大し、現在の姿に至ります。
カレル橋
カレル橋は、モルダウ川にかかる最古の橋。10世紀にはすでに木造の橋が架けられていたそうです。建設にあたったのは、聖ヴィート大聖堂建設にも携わったドイツ人建築家ペトル・パルレーシュです。彼は橋の両端に防衛のための塔を設置しました。
カレル橋は裁判や馬上試合、戴冠式の行進など、様々な用途に使われました。17世紀後半から20世紀初頭にかけて、ローマのサン・タンジェロ橋を模して、橋の上に聖人像が飾られ、現在30体の聖人が橋を渡る人々を見守っています。
ストラホフ修道院
プラハが文化都市として発展し始めた1140年に着工されたストラホフ修道院は、たび重なる戦争や宗教改革の混乱で被害を受けながらも、徐々に規模を拡 大していきました。
17世紀には「神学の間」、 18世紀には「哲学の間」という2つの荘厳な図書館が完成し、その類まれな蔵書は質、量ともにボヘミア随一を誇りました。
国民劇場
15世紀前半、チェコがオーストリアとハンガリーを中心に栄えたハプスブルク家の支配下に置かれると、チェコ民族に とっては、長い暗黒時代が始まりました。19世紀後半、民族復権を求める動きが、国民劇場建設運動となって起こりました。
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