ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群とは、中国チベット自治区のラサにある世界遺産で、『ポタラ宮』・『トゥルナン寺(大昭寺)』・『ノルブリンカ』の3つが含まれています。ポタラ宮のポタラとは観音菩薩の住む場所を表すサンスクリット語「ポタラカ」に由来します。この地はチベット仏教の聖地であり、またチベットの政治・文化の中心でもあるのです。
「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」主要スポット
ポタラ宮
世界遺産「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」の中心はポタラ宮です。ダライ・ラマ5世からはすべての重大な宗教行事や政治儀式が行われていました。また、チベット仏教の総本山として、現在でも熱心な信者が全国各地から巡礼に訪れる場所でもあります。
トゥルナン寺
同じくラサにあるチベット仏教の寺院のトゥルナン寺。中国名を「大昭寺」といいます。「ジョカン(本堂に相当する部分の名称)」、または、本堂を示すツクラカンを合わせて、「トゥルナン・ツクラカン」とも呼ばれています。
ノルブリンカ
ノルブリンカも中国チベット自治区の首府ラサにある離宮とその庭園のこと。1994年登録の世界遺産「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」に追加登録(2001年)されました。ノルブリンカとは、チベット語で「宝の庭」という意味です。