ピコ島のブドウ畑文化の景観

ピコ島のブドウ畑文化の景観

大西洋に浮かぶポルトガル領ピコ島は、アゾレス諸島のサンジョルジェ島から南に17.5km、ファイアル島から東に7kmに位置で、ポルトガルの最高峰火山ピコで知られるアゾレス諸島の島です。

島は全体に細長く、長さ42km、幅はもっとも広いところでは15kmになります。大航海時代に島に移り住んだキリスト教の修道士たちによって開拓されました。

島で伝統的に育てられているのは、乾燥に強いヴェルデ―リョという品種の白ブドウで、溶岩を積み上げた伝統的な石垣で風を除け、溶岩の割れ目に苗木を植えて地面にはわせています。

収穫は手作業で、果汁の絞り出しは足踏みで行なわれているため、濃厚な甘みが特徴のピコ・ワインで優れた品質で知られています。ピコ島の伝統的な農業景観は、ピコ島のブドウ畑文化の景観としてユネスコの世界遺産に登録されています。

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称ピコ島のブドウ畑文化の景観
ポルトガル
登録区分 世界文化遺産
登録年

2004年

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