ペトラ遺跡

ペトラ遺跡はヨルダンにある世界遺産で、ペトラとは、ギリシャ語で『崖』を意味しています。2000年以上前にこの地に定住したアラブ人の一族ナバテア人は、切り立つ岩壁を削り、大都市を建てました。

ペトラはかつて、商業や交通の要地として栄え、古代東方文化とヘレニズム文化との融合が見られる建造物や彫刻が多くあります。また、何の目的で作られたかもはっきりしないものが多く、謎に満ち溢れています。

ペトラ内への電動車両の乗り入れは禁止されています。そのため、乗り物を利用する場には馬か馬車に乗ることになります。このペトラ遺跡は、中東三大遺跡と呼ばれると同時に中東の3P遺跡とも呼ばれています。

「ペトラ遺跡」主要スポット

シーク

シーク|ペトラ遺跡 (1)

ぺトラ遺跡の中心部へと導く峡谷(シーク)は、幅2m、長さ1.5kmあります。両側の絶壁は90~180mの高さで、地質断層が見られます。

岩肌は日の当たる角度によって色が変わり、行きと帰りでは全く異なった雰囲気を見せてくれます。

現在は水が流れていませんが、両側の絶壁には運河の跡が見られ、シークが主要な交通路だったことが分かります。また、壁には祈祷用の碑や彫刻、霊石などが見られ、「シークには訪れる人を魂の内部に導く」という宗教的な意味もあったと考えられています。

シークからエル・ハズネへ

シーク|ペトラ遺跡 (3)

シークの終わりは一段と狭くなり、切り立った絶壁の間からエル・ハズネ(宝物殿)を望むことができます。ここは絶好の撮影ポイントとなっています。

 

エル・ハズネ(宝物殿)

エル・ハズネ(宝物殿)|ペトラ遺跡 (1)エル・ハズネとはアラビア語で「宝物殿」を意味します。ここは、映画「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」の撮影が行われた場所です。

エル・ハズネ(宝物殿)|ペトラ遺跡 (2)エル・ハズネは高さ約40m、幅約25mあり、紀元前30年~9年の間に建設されたと考えられています。住民の間では、エジプトのファラオの宝物が隠されていると信じられていたそうですが、実際は内部に何も残っていないため、神殿として使われたのか、王の墓だったのか分かっていません。

現在は中に入れず、外から内部を覗くことができます。この建物には、コリント様式やヘレニズム文化の影響など様々な建築様式が使われていて、当時、この地域はギリシャ、エジプト、アッシリアなど、様々な地域の文化の影響を受けていたことが分かります。

 

エド・ディル

エド・ディル|ペトラ遺跡

エド・ディル|ペトラ遺跡 (1)エル・ハネズ(宝物殿)からさらに奥に伸びるファサードを進むと、ローマ円形劇場、墓地群、凱旋門などが現れます。

凱旋門の周辺は、ローマ時代には街が形成されていて、王家の墓や神殿があったと考えられています。

ファザードの最終地点は山道へと続き、ここを登るとエド・ディル(修道院)に着きます。エド・ディルは標高1,000mに位置し、900段以上の階段を登り切ったところに現れる姿は圧巻です。

エル・ハネズ(宝物殿)に似た建築様式ですが、エル・ハネズより一回り大きく、高さ約45m、幅約50mあります。紀元前106年、ペトラがローマ帝国に併合された後、キリスト教の修道士が住んでいたことから修道院と呼ばれていますが、実際は神殿だったことが分かっています。

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