パンノンハルマの千年の歴史をもつベネディクト会大修道院とその自然環境
ハンガリーのパンノンハルマ市には同国内で最古級の大修道院であるパンノンハルマの大修道院があり、町に隣接する小高い丘の上に市のランドマークとして存在しています。トゥールの聖マルティヌスはこの丘の麓で生まれたと信じられています。
パンノンハルマの大修道院の創立は996年にハンガリー初のベネディクト会修道院として、ゲーザ大公によるものでした。この修道院はトゥールの聖マルティヌスに敬意を表する形で建造されました。共同体の最初の建造物は一度破壊され、1137年に再建されています。
バシリカの柱と初期ゴシック様式のヴォールトは13世紀初頭に建造されたもので、当初の聖堂の壁を使用しています。その後1486年に国王マーチャーシュ1世のもとで、ゴシック様式の改築が行われました。