パドヴァの植物園(オルト・ボタニコ)
パドヴァの植物園(オルト・ボタニコ)は、イタリアのヴェネツィアの西42kmに位置しているパドヴァにある世界最古の植物園で、1545年に造られました。当時の配置を守りつつ、入口や欄干等の装飾や実用的施設も後世に加えられました。
当初の目的通り、学術的研究所として今も存在し続け、植物、医学、薬学、環境学などの近代学問の発展にも寄与しています。パドヴァには1222年に創立し、イタリアで2番目に古いパドヴァ大学もあり、学術都市としての一面も持っています。
パドヴァ大学は、ガリレオやダンテ、ペトラルカが教鞭を取り、コペルニクスが学んだことでも有名です。植物園は、植物学者フェデリコ・ボナフェーデが構想し、建築家のアンドレア・モロニに設計され、ジュスティーナ修道院の一部を植物園することではじまっています。