ウニアンガ湖群
ウニアンガ湖群はアフリカのチャドにある世界遺産で、チャド北東部のサハラ砂漠にある18の湖の総称です。その18個の湖は、40kmほど離れた2ヵ所に14個と4個に分かれて存在しています。これらの湖の水深は一様に30mと浅いですが、藻やバクテリアしか生息できない濃い塩水湖から草木や魚が豊富な真水に近い湖まで様々です。
約1万年前までは1つの湖で、年間降水量が2mm以下の超乾燥地帯でありながら、湖の相互作用によって地下水によって水が供給されているために、水系が維持されており、オアシスのような豊かな生態系が奇跡的に保たれています。
ウニアンガ湖群はチャドにとっては、初めて登録された世界遺産です。