| 名称 | オデーサ歴史地区 |
|---|---|
| 国 |
ウクライナ |
| 登録区分 | 世界文化遺産 |
| 登録年 |
オデーサ歴史地区
2023年に開催延期された第45回世界遺産委員会に先駆けて、第18回世界遺産委員会臨時会議が開催されました(2023年1月25日)。そこで、ウクライナの「オデーサ歴史地区」が世界文化遺産へ緊急登録されると同時に、ロシアのウクライナ侵攻で危機遺産にも指定されました。
オデーサは、ウクライナの黒海沿岸に位置する港湾都市で、18世紀末にロシア帝国のエカチェリーナ2世の命令によって建設されました。
古くから自由貿易港(自由港:関税を免除・軽減して貿易を活発にする区域)として発展したことで多様な民族や文化が集まり、多様な建築様式(エクレクティシズム:様々な時代のスタイルを融合させた様式)が残る街並みが築かれました。
こうした「19世紀東欧における多様な文化の交流と急速な都市発展を示す歴史的景観」が評価されました。
主要な構成要素には、市内中心部の直交する街路群や、オペラ・バレエ劇場、プリモルスキー通りなどがあります。
この街で最も有名なスポットの一つが、黒海に向かって伸びる巨大な石段「ポチョムキンの階段(プリモルスキー階段)」です。名匠セルゲイ・エイゼンシュテイン監督による名作サイレント映画『戦艦ポチョムキン』(1925年公開)の屈指の名場面「オデーサの階段」の撮影舞台として世界的に知られています。また、ヨーロッパ屈指の美しさと音響を誇る「オデーサ市立オペラ・バレエ劇場」も街のシンボルとなっています。